愛が鳴る方へ、夢を想う未来へ

もし立ち止まる事があっても また歩き出せばいい

“夢想人”に想いを馳せる

なんでもかんでも深読みしがちオタクのエモいエモい言いたいだけの壁打ち夢想人感想

 


夢想人(読み:ドリーマー)
「メンバーで作詞をしました。(中略)それでは聴いてください"夢想人"」って配信では言ってるけど、「夢を見ましょう。聴いてください、"夢想人"」って曲紹介もあったの激エモ。


表記不明かつ細かいとこ不明だけど歌詞覚書き

 (追記:やっと夢想人が収録されたアルバムRe:ally?が1年越しに出たのでちゃんとした歌詞が判明しました修正しておきます)

ボンヤリと長い夢を
見ていたような気がしていた
走り続けてゴールを目指して
疲れてしまった人がいた


季節は変わる 夜が伸びていく
僕に質問タイム「何をしてる」
立ち止まった時間 動き出せ
寂しい夜は嫌になるよ
嫌になるよ
嫌になるよ
嫌になるよ


使いふるした荷物を鞄に
気持ちを込めて旅に出たよ
退屈な毎日 見えない明日に
光が欲しくて 前に進む


言葉が舞う 包む君の声が
繋いで紡いで「夢の続きを」
叶うよと願う 君の愛で
寂しい夜に夢を見るよ


今、長い夜を超えていくよ
月の明かり 目印に
息を止めて 泳いでいく
海の影の向こうまで
どうしてどうして僕ら泣いているんだろう
I am still a dreamer
I am still a dreamer
I am still a dreamer
I am still a dreamer

願っている君と夢を超える時を


さぁ行くよ 重力を無視して
飛び立とう 幸せを求めて
声よ 届け この愛よ
嘲笑えよ 無謀な冒険さ
諦めない 心は持ったから
行けよ 夢見る Dreamerよ

 

はい。ひとつずつ思いの丈(個人の解釈)を書きなぐります。

 

ボンヤリと長い夢を見ていたような気がしていた

「ぼんやりと」って歌い出しの最初から曖昧な感じなのに、文末も、回りくどいって言うとニュアンスが違うんだけど、遠回しというかハッキリしない「気がしていた」って言い方なのが、本当に夢なのか現実なのかわからないほどの不安定さが感じられてすごく気持ちが伝わるよね。

 

走り続けてゴールを目指して

疲れてしまった人がいた

この真田くんパートに関しては色々見方があるんだろうなと思うけど私は、ゴールを目指して、きっと誰よりも情熱を持って誰かと同じスピードじゃなくて追いつけないくらい速く走り続けてた7人がその道を諦めざるをえなくなってこうやって別の道に進む決断をしたのは「疲れてしまった」からじゃないと思うんだ。真相はたぶん永遠にわからないけど、何かがあって、露出が少なくなって干されてやめたっていうことは事実で、7人をよく知らない人から見れば「疲れてしまった人がいた」って思ってもおかしくないんじゃないかなって気がしてる。だから「疲れてしまったんだ」とかじゃなくて、そんな「人がいた」んだよって第三者についての伝聞的な展開なのかなと思ったり思わなかったりらじばんだり。 

 

季節は変わる 夜が伸びていく
僕に質問タイム 「何をしてる」

季節が変わるって歌詞によくある表現だけど、その後の「夜が伸びていく」って詞がすごく好き。実際に春、夏、秋って季節が変わってだんだん夜が長くなっていくし。夜って暗いしポジティブというよりはどこかネガティブなニュアンスを含むことが多いから、その春、夏、秋ってだんだん夜が伸びていく間にきっとみんなの苦しみとかやるせなさとか悔しさとか焦りとか不安とかそういうものも大きくなっていったのかなとか。

萩谷くんパートの後半は聞き取り合ってる自信ないけど、わかる範囲だけでも「何をしてる?」って「僕に質問」してるって歌詞。これも色んな意味に取れるなーと思うけど、ひとつは自分自身に対しての質問かな。周りは色々活動してるのに、自分は何してるんだろうって何も出来ない自分に苛立ちじゃないけど、やっぱりそこもどうすることもできないやるせなさかな。以前「グループ名がついたけどそれで舞い上がるようなことはない」「大事なのはこれから」って言ってたような超がつくほど真面目でストイックな萩谷くんがそこを歌うのもすごくわかる。もうひとつの解釈はファンからの「質問」なのかなって思うんだよね。やっぱり露出が減って現場だけじゃなくて雑誌もなくなって、何してるのって声がファンレでもSNSでも増えて、それをみんなが感じてたんじゃないのかな。そんなファンの声を聞いてもやっぱり自分じゃ何も出来なくて、それに対する苦しみもたくさんあったんだろうなって萩谷くんの力強い歌声を聴いて感じた。

 

立ち止まった時間 動き出せ

これはほんとにそのままなので解釈の余地はまるでないけど、「止まった時間」じゃなくて「立ち止まった時間」なのなんか好き。音ありきだからそういう表現なのかもしれないけど、自分が立ち止まっていても時間は変わらずに動いていて、動き出すのは時間じゃなくて自分、みたいな?立ち止まっていた分の時間を取り戻すことはできないけど、今から動き出すみたいな?「動き出す」じゃなくて「動き出せ」っていう言い方、個人的に、動き出したいのに自分の思い通りに動き出せなくて、どうにか動き出してくれって縋るような気持ちみたいなものも感じる。意外と難しいなシンプルなのに、、

武道館配信でここを歌う長妻くんの「動き出せ」の「せ」の最後で声振り絞って出してる感じ、UNORDERの27の「溢れ出す」の歌い方みたいですごく好きだった。ここの長妻さんパートの生だからこそのこの歌声は一生かけて守ると心に誓った。

 

寂しい夜は嫌になるよ

嫌になるよ

嫌になるよ

嫌になるよ

ここ諸星くんなのほんとに大優勝、、という気持ち。とにかく声が優しい。安心する。「嫌になるよ」って繰り返すだけのシンプルな歌詞、個人的にはあまり歌詞っぽくなくて新鮮だなと思ったんだけど、だからこそ等身大の想いというか、悲しみとか苦しさが溢れてるのがわかる。そりゃあ目立った活動もできなくて悔しくて寂しかったんだろうなって。

 

使いふるした荷物を鞄に

気持ちを込めて旅に出たよ

退屈な毎日 見えない明日に

光が欲しくて 前に進む

「旅に出たよ」があらんちゃんらしいとかそんなことを言いたいのではないのよ断じて。「使い古した荷物を鞄に」って表現、いまいち理解しきれてないんだけど、使い古した荷物を鞄に入れてそれを持って旅に出たって意味なのだとしたら、お世話になった古巣を出ていくって意味の旅なんだろうか。その旅に出ていく時に使い古した荷物を持っているんだろうけど、それってもう増えることはないけど大切な古い思い出なのかな、とか。過去を抱きしめてそれを大事に持って新しい道を進むわけでしょ。「旅に出た」って文に「気持ちを込めて」って修飾語がつくのすごく珍しいというか斬新で勝手にあらんちゃんらしいなと思ってるんだけど(とか言って鞄に気持ちを込めてって意味だったらどうしよ。てかそれじゃね?)礼儀を忘れない阿部顕嵐っぽいし、誰の作詞かわかんないけどその丁寧さが素敵な詞だなって思う。

退屈な毎日とか明日が見えないとか絶望の淵みたいな状況でも、光が欲しくて前へ進み続けるって歌詞が7人らしくて好き。「光が欲しくて」ってきたら、手を伸ばすとか顔を上げるとかそういう歌詞がきそうなのに、その場で簡単なこと何かするんじゃなくて、暗闇の中にいようとも確実に歩を進めて前に向かい始めてるのすごく刺さった。

 

言葉が舞う 包む君の声が

繋いで 紡いで夢の続きを」

叶うよと願う 君の愛で

寂しい夜に夢を見るよ

これに関してはやっぱりどう考えてもファンの声だと思うし、「みなさんの声は僕ら7人全員に届いていました」なんだろうなって。すっっっごく個人的な解釈だけど、「言葉が舞う」っていうのは、いろんな言葉がくるくる回ってるイメージがあって、良いことも悪いことも、事実も嘘も本当かわからない噂も、いろんな人のいろんな言葉が舞ってるみたいな。その中で「包」んでくれたファンの声のあったかさがあって、何かはわからないけどその声によって繋がった、というか繋ぎ止めた何かがあって。それが少なからず今の未来とかみんなの絆とかを「紡い」だ=ひとつにしたってことなんだろうなと思う。夢の続きが叶うようにって願うファンの声が、みんなの「寂しい夜」というかその時期に届いてたんだろうな。私はその時期を知らない新規だから、そのとき支えてくれてた7人のファンのみなさんには尊敬と感謝しかなくて、その意味でもそれをこうして曲に乗せてくれたのが嬉しい。

 

今、長い夜を超えていくよ

月の明かり 目印に
息を止めて 泳いでいく

海の影の向こうまで

ここはメロディだけで毎回涙が出てくるほど切なくて想いがすっごく伝わってくる。静かで寂しかった長い夜に月の明かりが差してって綺麗な情景が思い浮かぶ。個人的に、「息を止めて泳いでいく」って歌詞がすごくしっくりきてる。再結成というかprojectが始動してから色んな活動をしてきて、それこそ怒涛のスピードで舞台やって海外イベントもあって、自主レーベルからCD出してくれたり、写真集、アルバム、さらにはメジャーデビューに武道館ワンマン。呼吸してる暇もないくらいのスピードだなって。でも、前後の文脈的にここの「息を止めて泳いでいく」は始動前のような気がする。ここ最初聴いたときGIRLのMVが思い浮かんだんだけど、あれもオダちゃんが真っ逆さまに転げ落ちちゃって海に落ちて泳いでるところ、充電期間っていうか潜伏期間みたいな時の比喩かなって個人的に思ってるからそういうことなのかな。「息を止めて」っていうのがそのときの苦しさとかもがいてる感じを表してる感じがして、こっちまで胸が苦しくなる。

 

 

どうしてどうして僕ら泣いているんだろう
I am still a dreamer
I am still a dreamer
I am still a dreamer
I am still a dreamer

願っている君と夢を超える時を

 ここさあ、、、ボーカルがやすあら2人だから必然なんだけど、でも「どうして泣いてるんだろう」って詞を歌う2人が、7人の中でも特に全然泣かない2人で、「泣いたの見たことない」(ほんとはある)とまで言われてる人たちで、なのに1回だけみんなの前で泣いたことあるのが「ずっとお世話になってた人にみんなでお別れの挨拶をしに行ったとき」と「仲よかった人と離ればなれになっちゃったとき」なんだよ。そんなのもうこっちが号泣ですけど、、

あと、願っているのが「夢を叶える」とかじゃなくて「夢を超える」ときなの、夢を超えた先にまた何か新しいことが待ってるみたいでほんとに7人らしさが存分に出てて大好きなんだよな。現状に満足しないっていうと語弊があるかもしれないけど、いつまでもゴールをゴールと思わずに常に新しい夢を持って進み続けてる7人の想い詰まりすぎてるんだよ〜!そういう意味では「I am "still" a dreamer」もそれを表してるのかもな。こんな辛いことがあってもまだまだ僕らは夢を見てるんだよ、夢見続けてるんだよって感じ。

あとこれはエモに取り憑かれたオタクの戯言だと思って聞き流して欲しいんだけど、

「I am still a dreamer」のメロディーが27の「愛が鳴る方へ」と同じ(もしくは似てる)なの、『愛が鳴る=愛と旋律』でつまり愛と秩序を固く結んで夢を見続けるよって捉えちゃうよね、、、愛と秩序固く結んでくれ〜

 

 

さぁ行くよ 重力を無視して
飛び立とう 幸せを求めて
声よ 届け この愛よ

「重力を無視して」は色んなしがらみとか圧力とかを無視して、自由にただ幸せだけを求めて飛んでる、みたいな。ここで初めてユニゾンになって「さあ行くよ」って前向きな言葉で始まるのすっごく好き。7人には一生幸せを求めてて欲しいし、ずっとハッピー至上主義で生きていってほしい。君たちのハッピーが伝染してみんながハッピーになるから!

 

嘲笑えよ 無謀な冒険さ
諦めない 心は持ったから
行けよ 夢見るDreamerよ

ほんとこの曲の象徴というか、聴いた人みんなの心に強く残ったのはここなんじゃないかなって思ってる。 そりゃあ、あの中で輝いてた7人の過去の姿とか努力とか才能とかを見ればこんなこと無謀だし、何やってんだよって思ってた人も多いと思う。でも、歌の中でとはいえ自らが選択した道を「無謀」だと言い放ち「嘲笑えよ」と言えてしまうその強さとかほんの少し感じ取れるそこに隠れた不安とか全部ひっくるめて7人の覚悟を真に感じられた気がした。もちろん相当な覚悟を持って決断を下したんだろうしそれはわかってたんだけど、ここまで7人の覚悟と信念に心動かされたのは初めてだった。嘲笑われたっていい、諦めずに信じる道を行くんだって心意気がまっすぐ響いた。こんなにも覚悟を決めて諦めない心を持った7人にずっとついていきたいって改めて思ったし、ついていくしかないでしょって思った。7人の信じた道が正しかったってことを証明できるように、もっともっと大きくなってほしいってまた思ったし、7人が自分たちの未来を信じてるように、私も7ORDERがもっともっともっと大きくなってみんなと色んな景色を見られるって心の底から信じてます。

 

そしてアウトロ。一回曲が終わったように思えて照明も全部落ちて…から萩谷くんのドラムで再開するのもさあ、、、ただ単にドラムだから音出すきっかけなのかもしれないけど、だったらギターでもキーボードでもなんならボーカルのアカペラから始まったっていいわけで、それに込められた意味は2019年1月10日のあのときなんじゃないかなって。そんなのずるいじゃん。

 

 

 

 

 7ORDERの色んな想い、未来への想い、たくさんの想いが詰まってる『夢想人』、聴けば聴くほどいい曲すぎるし解釈も色々生まれてきて、これを作った時の話とかいつかFC動画でいいからじっくり聞きたい。

とりあえず、月夜と夢ってめちゃエモない?